小倉百人一首辞典

3字決まりの歌一覧(37句)

百人一首 37句を歌番号順に掲載しています。

1番歌秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ
あきの わがころもでは つゆにぬれつつ
天智天皇(男)
2番歌春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
はるす ころもほすてふ あまのかぐやま
持統天皇(女)
7番歌天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも
あまの みかさのやまに いでしつきかも
阿倍仲麻呂(男)
8番歌わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり
わがい よをうぢやまと ひとはいふなり
喜撰法師(坊主)
9番歌花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに
はなの わがみよにふる ながめせしまに
小野小町(女)
12番歌天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
あまつ をとめのすがた しばしとどめむ
僧正遍昭(坊主)
21番歌今こむと いひしばかりに 長月の 有明の月を まちいでつるかな
いまこ ありあけのつきを まちいでつるかな
素性法師(坊主)
25番歌名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人にしられで 来るよしもがな
なにし ひとにしられで くるよしもがな
三条右大臣(男)
27番歌みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ
みかの いつみきとてか こひしかるらむ
中納言兼輔(男)
28番歌山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
やまざ ひとめもくさも かれぬとおもへば
源宗行朝臣(男)
30番歌有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし
ありあ あかつきばかり うきものはなし
壬生忠岑(男)
32番歌山川に 風のかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり
やまが ながれもあへぬ もみぢなりけり
春道列樹(男)
35番歌人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける
ひとは はなぞむかしの かににほひける
紀貫之(男)
38番歌忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人の命の 惜しくもあるかな
わすら ひとのいのちの をしくもあるかな
右近(女)
39番歌浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
あさぢ あまりてなどか ひとのこひしき
参議等(男)
44番歌あふことの たえてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし
あふこ ひとをもみをも うらみざらまし
中納言朝忠(男)
45番歌あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな
あはれ みのいたづらに なりぬべきかな
謙徳公(男)
48番歌風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな
かぜを くだけてものを おもふころかな
源重之(男)
49番歌みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ
みかき ひるはきえつつ ものをこそおもへ
大中臣能宣朝臣(男)
53番歌なげきつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる
なげき いかにひさしき ものとかはしる
右大将道綱母(女)
54番歌忘れじの ゆく末までは かたければ 今日をかぎりの いのちともがな
わすれ けふをかぎりの いのちともがな
儀同三司母(女)
56番歌あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの あふこともがな
あらざ いまひとたびの あふこともがな
和泉式部(女)
58番歌ありま山 ゐなの笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
ありま いでそよひとを わすれやはする
大弐三位(女)
60番歌大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立
おほえ まだふみもみず あまのはしだて
小式部内侍(女)
63番歌いまはただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
いまは ひとづてならで いふよしもがな
左京大夫道雅(男)
67番歌春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ
はるの かひなくたたむ なこそをしけれ
周防内侍(女)
69番歌あらし吹く み室の山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり
あらし たつたのかはの にしきなりけり
能因法師(坊主)
78番歌淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守
あはぢ いくよねざめぬ すまのせきもり
源兼昌(男)
79番歌秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の 影のさやけさ
あきか もれいづるつきの かげのさやけさ
左京大夫顕輔(男)
80番歌長からむ 心もしらず 黒髪の みだれてけさは 物をこそ思へ
ながか みだれてけさは ものをこそおもへ
待賢門院堀河(女)
84番歌ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
ながら うしとみしよぞ いまはこひしき
藤原清輔朝臣(男)
86番歌なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな
なげけ かこちがほなる わがなみだかな
西行法師(坊主)
92番歌わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそしらね かわくまもなし
わがそ ひとこそしらね かわくまもなし
二条院讃岐(女)
95番歌おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖
おほけ わがたつそまに すみぞめのそで
前大僧正慈円(坊主)
96番歌花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
はなさ ふりゆくものは わがみなりけり
入道前太政大臣(男)
98番歌風そよぐ ならの小川の 夕ぐれは みそぎぞ夏の しるしなりける
かぜそ みそぎぞなつの しるしなりける
従二位家隆(男)
99番歌人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は
ひとも よをおもふゆゑに ものおもふみは
後鳥羽院(男)