小倉百人一首辞典

あはれとも いふべき人は 思ほえで身のいたづらに なりぬべきかな

あはれとも いふべきひとは おもほえでみのいたづらに なりぬべきかな

謙徳公の歌
謙徳公 男

現代訳

(あなたに見捨てられた) わたしを哀れだと同情を向けてくれそうな人も、今はいように思えません。(このままあなたを恋しながら) 自分の身がむなしく消えていく日を、どうすることもできず、ただ待っているわたしなのです。 由良の海峡を渡る船人が、かいをなくして、行く先も決まらぬままに波間に漂っているように、わたしたちの恋の行方も、どこへ漂っていくのか思い迷っているものだ。

謙徳公(けんとくこう)の紹介

藤原 伊尹(ふじわら の これただ/これまさ)は、平安時代中期の公卿。 右大臣藤原師輔の長男で、妹の中宮・安子が生んだ冷泉天皇、円融天皇が即位すると栄達し、摂政・太政大臣にまで上り詰めた。しかし、その翌年に早逝。子孫は振るわず、権勢は弟の兼家の家系に移る。

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「あはれとも いふべき人は 思ほえで」の覚え方

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