小倉百人一首辞典

春の歌一覧(8句)

百人一首 8句を歌番号順に掲載しています。

9番歌花の色は うつりにけりな いたづらに わが身よにふる ながめせしまに
はなの わがみよにふる ながめせしまに
小野小町(女)
15番歌君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ
きみがため わがころもでに ゆきはふりつつ
光孝天皇(男)
33番歌久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
ひさ しづこころなく はなのちるらむ
紀友則(男)
61番歌いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな
いに けふここのへに にほひぬるかな
伊勢大輔(女)
66番歌もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
もろ はなよりほかに しるひともなし
前大僧正行尊(坊主)
67番歌春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ
はるの かひなくたたむ なこそをしけれ
周防内侍(女)
73番歌高砂の をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ
たか とやまのかすみ たたずもあらなむ
前権中納言匡房(男)
96番歌花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり
はなさ ふりゆくものは わがみなりけり
入道前太政大臣(男)