小倉百人一首辞典

1字決まりの歌一覧(7句)

百人一首 7句を歌番号順に掲載しています。

18番歌住の江の 岸による波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ
ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ
藤原敏行朝臣(男)
22番歌吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
むべやまかぜを あらしといふらむ
文屋康秀(男)
57番歌めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな
くもがくれにし よはのつきかな
紫式部(女)
70番歌さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくもおなじ 秋の夕ぐれ
いづくもおなじ あきのゆふぐれ
良選法師(坊主)
77番歌瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
われてもすゑに あはむとぞおもふ
崇徳院(男)
81番歌ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる
ただありあけの つきぞのこれる
後徳大寺左大臣(男)
87番歌村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ
きりたちのぼる あきのゆふぐれ
寂蓮法師(坊主)