小倉百人一首辞典

住の江の 岸による波 よるさへや夢のかよひ路 人目よくらむ

すみのえの きしによるなみ よるさへやゆめのかよひぢ ひとめよくらむ

藤原敏行朝臣の歌
藤原敏行朝臣 男

現代訳

住の江の岸に打ち寄せる波のように (いつもあなたに会いたいのだが)、 どうして夜の夢の中でさえ、あなたは人目をはばかって会ってはくれないのだろう。

藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)の紹介

藤原 敏行(ふじわら の としゆき、生年不詳 - 延喜7年(907年)、または、延喜元年(901年))は、平安時代初期の歌人、書家。藤原南家、藤原巨勢麻呂の後裔。陸奥出羽按察使・藤原富士麻呂の子。官位は従四位上・右兵衛督。三十六歌仙の一人。

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「住の江の 岸による波 よるさへや」の覚え方

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三十六歌仙,恋


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