小倉百人一首辞典

春の夜の 夢ばかりなる 手枕にかひなくたたむ 名こそをしけれ

はるのよの ゆめばかりなる たまくらにかひなくたたむ なこそをしけれ

周防内侍の歌
周防内侍 女

現代訳

春の夜のはかない夢のように、(僅かばかりの時間でも) あなたの腕を枕にしたりして、それでつまらない噂が立つことにでもなれば、それがまことに残念なのです。

周防内侍(すおうのないし)の紹介

周防内侍(すおうのないし、生没年不詳:1037年(長暦元年)頃 - 1109年(天仁2年)以後 1111年(天永2年)以前)は、平安時代後期の歌人である。女房三十六歌仙の一人。本名は平仲子(たいらのちゅうし)。父は「和歌六人党」の一人、桓武平氏周防守従五位上平棟仲。母は加賀守従五位下源正軄の娘で、後冷泉院女房、小馬内侍と称した人と言う。掌侍正五位下に至る。

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「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に」の覚え方

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