音に聞く 高師の浜の あだ波はかけじや袖の ぬれもこそすれ
おとにきく たかしのはまの あだなみはかけじやそでの ぬれもこそすれ

祐子内親王家紀伊 女
現代訳
評判の高い高師の浜の寄せてはかえす波で、 袖を濡らさないようにしましょう。 (移り気だと、噂の高いあなたに思いをかけて、わたしの袖を濡らさないように)
祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけのきい)の紹介
祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけ の きい、生没年不詳)は、平安時代院政期の女流歌人で、後朱雀天皇の皇女祐子内親王の女房。女房三十六歌仙の一人。一宮紀伊、紀伊君とも呼ばれる。従五位上民部大輔春宮亮平経方の娘とも、藤原師長の娘である堀河院御乳母典侍紀伊三位師子と同一人物ともいわれており父親は定かではない。母は「岩垣沼の中将」の作者祐子内親王家小弁(こべん)。紀伊守藤原重経(素意法師)は兄とも夫とも言われている。
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「音に聞く 高師の浜の あだ波は」の覚え方
2字決まり
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