小倉百人一首辞典

わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の人こそしらね かわくまもなし

わがそでは しほひにみえぬ おきのいしのひとこそしらね かわくまもなし

二条院讃岐の歌
二条院讃岐 女

現代訳

わたしの袖は、潮が引いたときも水面に見えない沖にあるあの石のように、人は知らないでしょうが、(恋のために流す涙で) 乾くひまさえありません。

二条院讃岐(にじょういんのさぬき)の紹介

二条院讃岐(にじょういんのさぬき、生没年不詳:1141年(永治元年)頃 - 1217年(建保5年)以降)は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての歌人である。女房三十六歌仙の一人。父は源頼政。母は源斉頼の娘。同母兄に源仲綱があり、従姉妹に宜秋門院丹後がある。内讃岐、中宮讃岐とも称される。

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「わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の」の覚え方

3字決まり

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