小倉百人一首辞典

おほけなく うき世の民に おほふかなわがたつ杣に 墨染の袖

おほけなく うきよのたみに おほふかなわがたつそまに すみぞめのそで

前大僧正慈円の歌
前大僧正慈円 坊主

現代訳

身のほど知らずと言われるかもしれないが、(この悲しみに満ちた) 世の中の人々の上に、墨染の袖を被いかけよう。 (比叡山に出家したわたしが平穏を願って)

前大僧正慈円(さきのだいそうじょうじえん)の紹介

慈円(じえん、旧字体:慈圓、久寿2年4月15日(1155年5月17日) - 嘉禄元年9月25日(1225年10月28日))は、平安時代末期から鎌倉時代初期の天台宗の僧。歴史書『愚管抄』を記したことで知られる。諡号は慈鎮和尚(じちん かしょう)、通称に吉水僧正(よしなが そうじょう)、また『小倉百人一首』では前大僧正慈円(さきの だいそうじょう じえん)と紹介されている。

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「おほけなく うき世の民に おほふかな」の覚え方

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